​こんにちは。ZAN TOKYOです。

​前回のブログでは、私が母の怒りの一言から「なんとなく」理容師のキャリアをスタートさせたお話しをしました。今回はその続きです。

​特に明確な目標もなく飛び込んだ世界でしたが、現場で様々な経験を積んでいくうちに、「理容師という仕事について、一度真剣に向き合ってみよう」と思い至ったのが、22歳の夏でした。

■ 昭和のスポ根さながらの「修業時代」

当時の修業時代といえば、今では考えられないようなハードな生活スタイルが当たり前の時代でした。私の毎日はざっとこんな具合です。

  • 07:00 出勤
  • 09:00 営業開始
  • 19:00 閉店・掃除
  • 20:00 店舗での練習開始
  • 23:00 帰宅
  • 24:00 自宅でさらに練習開始
  • 26:00 就寝

​もちろん、貴重な休日も講習や研修でギッシリと埋まっています。

毎日原付で通勤していましたが、慢性的な睡眠不足のあまり、運転中に何度か三途の川が見えかけたこともありました(笑)。今振り返っても、自分でもよくやれたなと思います。

■ 極限状態でたどり着いた「悟りの境地」

しかし人間とは不思議なもので、肉体と精神が極限状態に達してくると、余計な雑念が消え去り、ある種の「悟りの境地」へと到達します。

​思考停止寸前の脳みそをフル稼働させ、ふと考えました。

「自分はなぜ、ここまで身を削ってやっているのだろう?」

​出た結論は、極めてシンプルなものでした。

「人を喜ばせたい」

「人に必要とされたい」

「人に尊敬されたい」

​すべてが『人』に関係する理由だったのです。

​そもそも『仕事』という言葉の根本には、「他者の役に立つ」という意味が含まれています。

「誰かの役に立ち、その対価として報酬をいただく」。

では、自分は一体「何」で誰かの役に立つのか?

「自分は、理容師としての技術でそれを成し遂げるんだ」

​そのブレない軸に気がついたのが、あの22歳の夏でした。

■ 「働く意味」が限界を突破させる

自分がそこで働く意味(大義名分)が見つかると、人間は驚くほどのパワーを発揮します。それこそ、あの名作漫画の『界〇拳』の2倍くらいなら、限界を超えて軽く出せそうな無敵のエネルギーが湧いてくるのです

​自分のやるべき事すべてに意味が見出せると、それまで辛くて逃げ出したかった過酷な練習も、厳しい指導(今思えばギリギリのアウトラインでしたが…笑)も、すべてが「お客様に喜んでもらうためのプロセス」として楽しく感じられるようになりました。

​すべては、目の前の人に喜んでもらうため。

その想いだけを胸に無我夢中で走り続け、気がつけば理容の世界に入って27年という月日が流れていました

​私がこれまで培ってきたそのすべての技術と想いを、ここ麻布十番の「ZAN TOKYO」で皆様に還元していきたいと思っています。

​それでは、また。

【ZAN TOKYO BARBER&SALON】

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