​こんにちは。ZAN TOKYOです。

​私がこの理容の世界に飛び込んでから、早27年という月日が経ちました。

今回は少しだけ昔を振り返り、「なぜ私がこの仕事を選んだのか?」というお話をしたいと思います。

​その理由は……

実家の理容店を営む母からの、「やることないなら理容師になりな!」という強烈なお叱りの一言でした。

​今振り返ると、到底プロとは呼べない最悪の動機です。当時の私は、「親が理容師だし、なんとなく仕事の裏側もわかっている」と、この世界を完全にナメてかかっていた若造でした。

​しかし、実際に業界の奥深くへ足を踏み入れてみると、そこは私の想像とは全く違う世界でした。

ただお店でお客様を待つだけではなく、極限まで技術を競い合う競技大会や、華やかなヘアーショー。そこには、技術ひとつで人の心を動かす、圧倒的に輝くプロフェッショナルたちの姿があったのです。

​不良漫画の主人公が、バカにしていた優等生の本当の凄さに気づき、思わずリスペクトしてしまう……あの瞬間に似た衝撃を覚えました。

​そこから、私の仕事に対する姿勢は180度変わりました。

「自分も先輩たちのように表彰台の頂点に立ちたい」

「何かを極めて、揺るぎない自信を持ちたい」

「あわよくば、女の子にモテたい……(笑)」

​最後のはご愛嬌ですが、そんな熱い想いを胸に、寝る間も惜しんでハサミを握り、狂ったように練習に明け暮れる日々が始まりました。

​その結果、全国規模の競技大会で日本一というタイトルを手にするまでになり、そこから私の中でさらなる心境の変化が生まれました。

​「理容師の本当の価値とは何だろう?」

​物理的に言えば、髪を切り、ヒゲを剃り、整える仕事です。

しかし、その工程の先には、お客様の「サッパリした」「カッコよくなった」「最高に気持ちよかった」という、ポジティブな感情の変化が必ず存在します。

​私たちが技術を提供することで、お客様の心が少しだけ豊かに変化する。

長い人生の中で、目の前のお客様から直接「あなたに担当してもらえて、本当に良かった」とこれほどまでに言っていただける仕事は、そう多くはないはずです。

​そのことに気づいた時、理容師という仕事が私の『天職』となり、現在のZAN TOKYOへと繋がる職業観が形成されていきました。

​……少し長くなりましたので、この続きはまたの機会に。

​それでは、また。

​【ZAN TOKYO BARBER&SALON】

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